チーム医療について
当院は2020年4月より、チーム医療の一環としてIBD(炎症性腸疾患)チームと化学療法チームを立ち上げました。
チーム医療とは、「患者さんにとって望ましい医療を実現するために、医療従事者がお互いに対等の立場から連携して活動すること」であると考えられています。
チーム医療とは、「患者さんにとって望ましい医療を実現するために、医療従事者がお互いに対等の立場から連携して活動すること」であると考えられています。
なぜチーム医療が必要なのでしょうか?
患者さん個人によって病気の症状にはそれぞれ違いがあります。多くの方が身体的な苦痛と同時に心理的な問題や社会的な問題、精神的な問題を抱えています。たとえば病気の再発はしないのか、薬に対する不安や退院後の食事はどうすれば良いのか、運動はどの程度すれば良いのか、仕事への復帰に対する不安やご家族介護の不安等々抱える問題は様々です。そこで他職種が関わり情報を共有し、連携を図りながら協力することで、多方面の専門的な立場からの手助けを行うことができます。これによって総合的に効率良くきめ細かい良質な医療を提供できるようになると考えられています。
チーム医療の実際
一昔前は患者さんになったら医療者にすべてお任せするという時代でしたが今はそういう時代ではありません。一人の患者さんに対して複数の医療専門職が連携して治療やケアに当たる時代となっています。医者や看護師の他にも、医療ソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士、理学療法士などの医療専門職が連携を取りながらそれぞれの患者さんの療養生活を支える時代となっています。実際これまで医師と看護師以外の医療専門職の役割や仕事内容はあまりよく知られていなかったと思います。たとえば「薬剤師は薬の調剤をする人」「管理栄養士は病院給食の献立を作る人」という漠然としたイメージ。しかし近年では病院薬剤師は入院患者さんへの服薬指導や化学療法のサポートなどを行うようになり、また管理栄養士も、これまでの病院給食の献立作りや食材の発注、配膳だけではなく病棟を回診しながら患者さんの食欲不振や栄養状態を確認し、早期離床、早期退院を目指して患者さんの療養を支えています。
今後さらに質の高い医療を目指しチーム医療を推進していきたいと思っております。その為にも患者さん目線で垣根のない、何事も話し合える環境も必要と感じております。一方的な医療ではなく共に歩み共感できる医療環境の構築が必要です。これからもチーム医療が機能するように頑張っていきますので何卒宜しくお願いいたします。
今後さらに質の高い医療を目指しチーム医療を推進していきたいと思っております。その為にも患者さん目線で垣根のない、何事も話し合える環境も必要と感じております。一方的な医療ではなく共に歩み共感できる医療環境の構築が必要です。これからもチーム医療が機能するように頑張っていきますので何卒宜しくお願いいたします。