医療法人三和会 国吉病院
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病棟・施設

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IBDセンター

当院はこの度、IBD(炎症性腸疾患)診療に特化した専用外来スペースをオープンしました。
IBD患者さんは比較的年齢が若い方が多く、受験や仕事など様々な生活背景があり病院に受診することがままならない場合もあるかと思います。そういった状況を考慮し、当院では待ち時間や点滴治療中に勉強や仕事ができるコワーキングスペースを完備し、リラックスしたい患者さんには快適性の高い点滴ベッドをご用意しました。
専属の経験豊富かつIBDの知識を備えたナースが常勤しており、それぞれの患者さんが抱える些細な不安や悩みにも細やかな看護ができる体制を整えています。

IBDセンターの理念

  1. 点滴治療、および診察室、ナースステーションの一体化を図り、患者さんに目の届きやすく、仕事のしやすい環境づくりをめざしていきます。
  2. Wi-Fiを完備し、点滴治療中も仕事や勉強ができるスペースをつくり、患者さんが病院での時間を有意義に過ごせるための環境づくりをめざしていきます。
  3. アロマの導入を行い、患者さんがリラクゼーションできるような環境づくりをめざしていきます。
  4. 患者さんの問題点や治療方針をスタッフの間で共有できるよう、カンファレンスをまめに行うため、IBDセンター内にカンファレンスルームを設置します。
  5. 心理的安定性に配慮しスタッフが意見交換しやすく、楽しく仕事ができるような環境づくりをめざします。

IBD(炎症性腸疾患)について

IBDは炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease)の略でおもに潰瘍性大腸炎、クローン病を指します。
ともに腸管に原因不明の炎症をきたし、下痢や腹痛、発熱、血便などが持続し、様々な全身の合併症を来すことがありうる病気です。この病気は近年急激に増加していて、国内の患者数は約30万人超、高知県でも1,000人超いると想定されます。
  • 潰瘍性大腸炎

    大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患です。病変は直腸から連続的に、そして上行性(口側)に広がる性質があり、最大で直腸から結腸全体に拡がります。


    主な症状

    ・下痢 ・血便を伴う下痢 ・よく起こる腹痛 など

  • クローン病

    主に小腸や大腸などの粘膜に炎症が起きることにより粘膜にびらん(粘膜がただれている状態)や潰瘍(粘膜がえぐられている状態)ができる原因不明の慢性の病気です。


    主な症状

    ・腹痛 ・下痢 ・血便 ・発熱 ・肛門付近の痛みや腫れ ・体重減少 など

発症年齢が非常に若く、多くは10歳代から30歳代に発症します。したがって、患者は妊娠や結婚、進学、就職、部活動など様々なライフイベントを病気とともに乗り越えていく必要性があり、IBD患者に対する医療は、病気を治療するだけでなく、生活や精神的なサポートを行っていくことも重要となります。

IBDの治療について

IBDの治療における進歩は近年著しく新規薬剤が毎年のように登場しています。
過去には高度の食事制限を強いられていた患者さんや、人工肛門を造設された患者さんが多数いましたが、近年ではIBD患者さんの手術率も減少し、健康な人と変わらない生活を送る方も増えています。
当院では様々な新規薬剤を、患者さんの病状やライフスタイル、希望に合わせて使用しています。
これらの薬剤はリスクを十分に理解していただく必要があり、事前に時間をかけて十分な説明を行ってから薬剤を投与するようにしています。また、体調不良の場合には電話で相談いただき、受診が必要な場合には受診していただくようにし、これらの薬剤が安全に投与できるよう取り組んでいます。

客観性をもった検査・診療の選択

IBDの診療において新規治療薬の進歩は著しいですが、それらの薬剤をどのように使いこなしていくかが問題になります。
近年「T2T(Treat to Target)」※1という概念が出現しています。IBDの診療における治療目標は「内視鏡的に腸の炎症が完全に治まった状態(粘膜治癒)」や「QOL(患者さんの生活の質)の改善・正常化」ですが、どのようにその目標を達成していくか、という戦略がT2Tの概念です。そして、その目標を達成するためには症状だけでなく、血液検査のCRPやLRG(ロイシンリッチアルファ2グリコプロテイン)、便検査の便中カルプロテクチンを正常化(改善)させていくことが大事であることがわかってきています。したがって、単に薬を処方したり、点滴をしたりするだけでなく、客観性をもった検査を行いながら診療をしていくことで、できるだけ多くの患者さんの病状が効率よく改善するよう診療していきたいと考えています。当院ではこういった検査結果が当日すぐにわかるような設備も整え、客観性の高い診療を行い、患者さんの予後が少しでもよくなることを目指しています。
※1=Dan Turner, et al. Gastroenterology.2021 Apr; 160(5)1570-1583

内視鏡センターとの連携

IBD患者さんは診断、病状の把握、治療、癌のサーベイランス(癌を早期発見するために監視すること)において内視鏡検査は欠かせません。当院は高知県において最も内視鏡件数が多い施設の一つで※2、最新の内視鏡設備と快適な前処置ルームを備えているため、IBD患者さんにも苦痛の少ない内視鏡検査を提供できると考えています。
当院では入院設備もあり重症な患者さんの対応も可能で高用量のステロイド治療やタクロリムスなどの治療も行っています。また、ステロイドで効果がないような重症急性潰瘍性大腸炎患者さんの対応もおこなっています。
※2=2023年度の県内の内視鏡検査数

MESSAGE

一森 俊樹

IBDセンター長 一森 俊樹Toshiki Ichimori

 国吉病院に高知県ではじめてIBDセンターを開設することとなり、センター長として赴任しました。これまで私は東京にある日本でも有数のIBD専門施設へ国内留学した経験もあり、ライフワークとしてIBD患者さんの診療を行っていました。その経験を活かし、今後国吉病院IBDセンターで高知県内の多くのIBD患者さんのよりどころとなれるよう努力し、貢献していきたいと思っています。

  • 略歴
    1995年5月
    高知医科大学 第一内科 入局
    1997年6月
    近森病院 内科
    2000年6月
    社会保険中央病院 内科 炎症性腸疾患科
    2002年6月
    須崎くろしお病院 内科 科長
    2023年4月
    国吉病院 消化器内科 IBDセンター長
  • 資格・所属
    日本消化器病学会
    専門医
    日本消化器内視鏡学会
    専門医
    日本内科学会
    総合内科専門医
    日本肝臓病学会
    所属

IBDセンターの今後

2024年2月からIBDセンターが稼動したばかりですので、これからさらに患者さんの意見も取り入れ、さらによりよいセンターにしていきたいと考えています。遠方の患者さんの場合には近隣の先生方との診療連携も今後行っていきたいと思いますし、当院でのIBD専任スタッフの充実なども図っていく必要があると思います。
これからも今まで以上にIBDの患者さんの病状が少しでもよくなるよう全力で取り組んでいきますのでよろしくお願いします。

POINT

患者さんにゆったりとリラックスした気分で過ごしていただけるよう、IBDセンター内に様々な環境をご用意いたしました。
IBDセンター自体が独立した施設となっており、専用の診察室や問診・採血室をはじめ、リクライニングチェアを完備した点滴室、フリーWi-Fiや充電設備をご利用いただけるドリンク&コワーキングスペースなどをご用意しております。仕事や勉強等、待ち時間を有効活用していただけたら幸いです。
  • 専用の診察室
  • 専用の問診・採血室
  • リクライニングチェア
    完備の点滴室
  • 専用のドリンクスペース&
    コワーキングスペース
  • フリーWi-Fi
    充電設備完備
  • リラクゼーション用の
    アロマ導入

両立支援コーディネーターによるサポート体制の充実

両立支援コーディネーターの資格を持った職員が4名在籍していますので、就労についての困りごとがあればお気軽にご相談ください。
週に一度、多職種を交えた勉強会を開催し、IBDに関する知識を深めています。
その他、今後は患者さん同士の交流の場であったり、SNSを通じての予約変更等も提供できればと考えております。

GALLERY

IBDセンター入口 写真

IBDセンター入口

治療・点滴室 写真

治療・点滴室

治療・点滴室 写真

治療・点滴室

治療・点滴室 (個室状態) 写真

治療・点滴室 (個室状態)

ドリンク&コワーキングスペース 写真

ドリンク&コワーキングスペース

診察室 写真

診察室

問診・採血室 写真

問診・採血室

待合室 写真

待合室

IBDセンター入口 サムネイル写真 治療・点滴室 サムネイル写真 治療・点滴室 サムネイル写真 治療・点滴室 (個室状態) サムネイル写真 ドリンク&コワーキングスペース サムネイル写真 診察室 サムネイル写真 問診・採血室 サムネイル写真 待合室 サムネイル写真

当院IBDセンターでの治療を希望される方へ

IBD治療を希望される方はお電話にて申し込み可能です。
予約希望の方は下記電話番号よりご連絡ください。
088-875-0231
月曜日〜金曜日
9:00〜12:30 / 14:00〜17:00
土曜日
9:00〜12:30

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〒780-0901 高知県高知市上町1-3-4(升形電停西北50m)
TEL.088-875-0231(代)

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