
看護部
看護部長あいさつ
看護は、患者さん一人ひとりを大切にし、病状や状況に応じた看護が提供できるように日々研鑽し、安心と信頼の看護実践に取り組んでいます。何よりも患者さんやご家族の尊厳と安楽・安寧を大切にした看護を提供してまいりたいと思います。
看護部長 山本 ひとみ
看護理念
-
やさしさと思いやりを持ち、その人らしさを大切にした看護を提供します
看護部基本方針
- 個々の患者さんを尊重し個別性のある看護を実践します
- 外来から入院・在宅まで継続した看護サービスを提供します
- 医療チームの一員として多職種と連携・協働し患者さんに適切な医療を提供します
- 地域住民のニーズに応える医療を総合的にとらえ地域医療に貢献します
- 豊かな感性を磨き、より質の高い看護を提供するために専門職としての研鑽を重ねます
看護体制
看護基準
- 一般病棟(57床:うち地域包括ケア病床12床)「一般病棟入院基本料」「10対1看護」
- 療養病棟(37床)「療養病棟入院基本料」「20対1看護」
- 緩和ケア病棟(12床)「緩和ケア病棟入院料」「7対1看護」
看護単位と部署紹介
1F 外来外来は、一般外来と化学療法室、感染症外来、ERを担当しています。
全国各地で構築が進んでいる地域包括ケアシステムを踏まえ、当院でも地域密着型病院を目指し、かかりつけ医として、患者さんが住み慣れた地域で自分らしい生活を最後まで続けることができるように、ライフスタイルや家族状況に合わせた療養指導、相談対応、専門的支援につなげ、切れ目のない看護の提供に努めています。
化学療法を受ける患者さんに対しては、ライフスタイルに合わせた治療スケジュールの調整、また、緩和ケアチームによる副作用や痛みのコントロールを積極的に行い、患者さんが可能な限り自宅で生活できるようにサポートをしています。
外来スタッフ一同は患者さん・ご家族にハピネス(満足)の提供ができるように信頼関係を大切にし、心をこめて看護ケアに取り組んでいます。
1F IBDセンター
IBDとは炎症性腸疾患の略でクローン病、潰瘍性大腸炎のことを主に表します。IBDは腸管の粘膜に炎症を起こす原因不明の疾患で、国の指定難病に分類されます。若年層での発症が多く、再燃と寛解(よくなったり、悪くなったり)を繰り返し、必要な治療を受けないと体重減少や低栄養、貧血等、体力を消耗し日常生活に支障を来します。
現在国吉病院に通院されているIBD患者さんは300名以上いらっしゃいます。若年層での発症が多いため、患者さんの年齢層が若く、治療が長期に渡ることより、定期的に通院してもらい、点滴や投薬等、必要な治療を受けていただく必要があります。
IBDセンターでは患者層に合わせた環境作りにこだわりました。リラックスして治療を受けていただけるよう、アロマを導入しています。また、待ち時間を有効活用していただけるよう、Wi-Fiや充電スペースを完備したワーキングスペースをご用意しています。通院というとあまりいいイメージを持たれないことが多いように感じますが、IBDセンターでは定期的に身体のメンテナンスの為に通院するといったイメージを持ってもらいたくて、椅子や机等はカフェの雰囲気に近づけるようにしています。また仕事や学校の都合で急な予約変更も患者さんのライフスタイルに応じて柔軟に対応できるよう配慮しています。今後SNSでの予約変更等もできるよう準備をしている段階です。そうすることで通院が途切れることなく、長期的な治療を継続していけるのではないかと考えています。点滴や待ち時間の合間には患者さんとのコミュニケーションも欠かさず行い対話することで、通院することが楽しみになっていただけるようなIBDセンターを目指していきます。点滴、皮下注射、内服等、薬剤の種類がここ数年で増えました。薬に関する知識を深めるために週に1度多職種を交えた勉強会を開催して知識の習得に努めています。
治療薬の進歩により薬の選択肢が増え、通常の日常生活もある程度可能になってきました。しかし患者さんの抱える問題は様々です。多職種で連携をとり1人1人に寄り添った看護を提供していけるようスタッフ一同、全力でサポート致します。
2F 内視鏡センター
内視鏡センターは、主に上部・下部の消化器内視鏡検査を行っています。大腸ポリープを内視鏡的に切除したり、ピロリ菌検査なども行います。その他、吐血や下血に対する緊急内視鏡や、早期がんの方に対して内視鏡的粘膜下剥離術、経口から栄養が摂れなくなった方に対して胃瘻造設術、総胆管結石の方に対して内視鏡的に採石術も行います。令和2年からは泌尿器疾患精査の膀胱鏡検査も行うようになりました。
当院では、希望される方に鎮静下での内視鏡検査を行っており、日々進歩する内視鏡の知識や技術の習得にも努めています。
患者さんの不安を取り除き、安心して内視鏡検査を受けていただくために、積極的な声がけや笑顔での対応を心掛けるアットホームな部署です。
3F Aステーション:一般病棟(地域包括ケア病床含む)
Aステーションは、一般病棟57床(うち地域包括ケア病床12床)の病棟です。
主に、消化器内科、循環器内科、整形外科、外科、泌尿器科の患者さんが入院されています。
消化器内科では胃癌・大腸癌や炎症性腸疾患などに対して様々な内視鏡的治療・検査など、循環器内科では心不全や高血圧などの治療、整形外科では手根管症候群から人工股関節や大腿骨骨折に対する手術、外科では主として消化器全般の悪性疾患(胃癌・大腸癌など)急性炎症性、良性疾患(胆石性胆嚢炎や虫垂炎性腹膜炎など)の手術を基本的には腹腔鏡下で手術、泌尿器科では前立腺生検や膀胱癌に対しての手術などを行っています。
地域包括ケア病床では、退院後の食事や服薬管理指導、日常生活動作拡大のためのリハビリなどを行い、患者さんやご家族が安心して在宅で過ごせるように、退院に向けた準備をチーム医療で支援しています。
急性期から慢性期まで幅広い看護を実践していますが、患者さんやご家族の立場に立ち、安心・安全な看護の提供に努めています。
4F Bステーション:療養病棟
Bステーションは、医療療養病棟37床の病棟です。
急性期医療の治療を終えても、引き続き医療提供の必要性が高く、病院での療養が継続して必要な患者さん(人工呼吸器の管理、酸素吸入、頻回の喀痰吸引など)が入院されています。
そのような患者さんに対して、疾患の悪化、合併症や廃用症候群の予防、或いは看取りを視野に入れたターミナルケアといった視点から、人間らしい尊厳を重視し、あくまでもケアを主体とした生活に主眼を置いた看護を行っています。
患者さんやご家族に長い療養生活を安心して過ごしていただけるよう個別性を大切にし、寄り添った看護を提供しています。
5F 緩和ケア病棟
緩和ケア病棟は、12床の病棟です。
がんを治すことを目標にした治療ではなく、がんの進行などに伴う体や心の苦痛(痛み、息苦しさ、食欲低下、吐き気、体のだるさ、不安など)に対して治療やケアを行っています。体と心の痛みをやわらげ、患者さんが自分らしく生きられるよう支援しています。患者さんやご家族との関係づくりや、想いを聴くことを大切にして、おひとりおひとりの生き方や希望に合わせたケアを行っています。
在宅での療養をご希望の患者さんには、安心して苦痛なくご自宅で過ごせるように在宅療養の調整や支援も行っています。
看護提供方式
全病棟(Aステーション、Bステーション、緩和ケア病棟)
固定チームナーシング勤務体制
全病棟(Aステーション、Bステーション、緩和ケア病棟)
2交代制
- 日勤 8:30 ~ 17:00
- 夜勤 16:30 ~ 9:00
- 半日 8:30 ~ 12:30
夜勤体制
Aステーション
看護師・准看護師3名早出勤務(看護補助者1名)7:30~16:00
遅出勤務(看護補助者1名)12:00~20:30
Bステーション
看護師・准看護師2名早出勤務(看護補助者2名)7:30~16:00
遅出勤務(看護補助者2名)12:00~20:30
緩和ケア病棟
看護師2名新人教育・研修
また、新卒新人はeラーニングや、部署のOJT以外に、高知県看護協会の多施設合同研修も活用させていただいております。新採用者にはプリセプター2名が担当し、知識・技術の習得のみならず、精神的フォローを大切にしながら独り立ちを支援しています。
福利厚生
- 慰安旅行
- 職員駐車場(一部自己負担あり)
- 昼食一食300円で提供
- 子育支援:育児休暇・短時間勤務制度等
- 介護・看護休暇
各種手当
- 夜勤手当 10,000円/1回
- 保育手当(保育園利用3歳未満)20,000円/月
- 宿舎手当(30歳未満独身)10,000円/月
- 精皆勤手当 5,000円/月
- 通勤手当 当社規定による
休日休暇
- 年間休日数 113日
- 夏季休暇3日、バースディ休暇1日
- 年末年始休暇
- 年次有給休暇(規定通り)
その他
- 電子カルテ導入
- 看護診断
- 看護記録SOAP